STOP!!パスワード使い回し!!(2018)

複数の(インターネット上の)サービスで同じログインIDとパスワードを使い回しすると、どこかのサイトから流出した可能性のあるログインID・パスワードを用いた「パスワードリスト攻撃」(または「リスト型アカウントハッキング攻撃」)などと呼ばれる方法によって、第三者に不正にログインされる恐れがあります。

近年この方法によるアカウントの乗っ取りや、不正課金利用などの被害者が増加傾向にあります。

ID・パスワードをしっかり管理しましょう

(1) 名前などの個人情報からは推測できないこと
(2) 英単語などをそのまま使用していないこと
(3) アルファベットと数字が混在していること
(4) 適切な長さの文字列であること
(5) 類推しやすい並び方やその安易な組合せにしないこと
などの方法が有効です。
 
必ずしも定期的に変更する必要はないとの認識が総務省より示されました

パスワード「頻繁に変更はNG」総務省が方針転換
 定期的に変えるのはかえって危険――。総務省がインターネット利用時のパスワードについて、従来の“常識”を覆すような注意喚起を始めた。(頻繁な変更は)「推測しやすい文字列になって不正アクセスのリスクが増す」というのが理由で、それよりも十分な長さかつ複雑なパスワードを使い続けるよう呼びかけ。
国民のための情報セキュリティサイト(総務省)
社員・職員全般の情報セキュリティ対策(PDF)

 

弊社おすすめのパスワード生成方法(2018年版)

※使い回さず、忘れにくいパスワードの特定のルールに従って生成することをおすすめします。以下に生成例を提示します。
(1) 記号を二つ決める
  たいていのサービスで !$/%@# あたりの記号が使えるようになっています。
  この中から二つ。
  例えば「$」と「@」
(2) 覚えやすい英単語を二つ思い浮かべる(3文字~4文字程度が良い)
  例えば「hand」と「foot」
(3) (0~9のうちから)数字を一つ思い浮かべる
  例えば「4」
(4) サイト固有の英単語を含める
  例えば弊社サイトであれば「works」
(5) 特定の順番に組み立てる
  →「hand$foot@4works」
これでサイト毎に違う16文字(ベースが必ず11文字)のパスワードが出来上がり!
 

【資料】できるだけ長いパスワードを利用することの計算的根拠

使用する文字の種類 最大解読時間
入力桁数
6桁 8桁 10桁 12桁
英小文字(例abc + 123) 1秒以下 8秒 59分 4週間
英大文字のみ 又は 英小文字のみ + 数字(例ABC 又は abc + 123) 1秒以下 1分 1日 4年
英大文字 + 英小文字 + 数字(例ABC + abc + 123) 1秒 2時間 4日 3000年
英大文字 + 英小文字 + 数字 + 記号(例ABC + abc + 123 + #$%) 5秒 9時間 6年 34000年

※すべての組み合わせを試すために必要な時間を試算した結果のおおよその値。計算するシステムの能力にもよる。

 

「STOP!!パスワード使い回し!!」キャンペーン

当社は一般社団法人 JPCERT/CC(JPCERTコーディネーションセンター)の「STOP!!パスワード使い回し!!」キャンペーンに賛同しています。
具体的な予防方法の詳細がJPCERT/CCのキャンペーンページにて掲載されていますので、是非ご覧下さい。

STOP!!パスワード使い回し!!キャンペーン2018(JPCERT/CC PC版)
STOP!!パスワード使い回し!!キャンペーン2018(JPCERT/CC mobile版)
STOP!!パスワード使い回し!!2018

STOP!!パスワード使い回し!!(2017)

複数の(インターネット上の)サービスで同じログインIDとパスワードを使い回しすると、どこかのサイトから流出した可能性のあるログインID・パスワードを用いた「パスワードリスト攻撃」(または「リスト型アカウントハッキング攻撃」)などと呼ばれる方法によって、第三者に不正にログインされる恐れがあります。

近年この方法によるアカウントの乗っ取りや、不正課金利用などの被害者が増加傾向にあります。

ID・パスワードをしっかり管理しましょう
・複数のサービスで同一のID、パスワードの組み合わせを使用しない
・定期的にパスワードを変更する
・文字・数字・記号の混在した推測されにくい羅列にする
などの方法が有効です。

「STOP!!パスワード使い回し!!」キャンペーン
当社は一般社団法人 JPCERT/CC(JPCERTコーディネーションセンター)の「STOP!!パスワード使い回し!!」キャンペーンに賛同しています。
具体的な予防方法の詳細がJPCERT/CCのキャンペーンページにて掲載されていますので、是非ご覧下さい。

STOP!!パスワード使い回し!!キャンペーン2017 https://www.jpcert.or.jp/pr/2017/pr170002.html(外部サイト)
STOP!!パスワード使い回し!!

あなたのメールアドレスは何点?【やってみた】

突然ですが、皆さんが事業でお使いのメールアドレス(ドメイン)は何点かご存知ですか?

そんなこと知らない」だったり「気にしたこともない」方が大半だと思います。

実は、皆さんがお使いのメールアドレス(ドメイン)はいろいろなところで『評価』され、大抵の場合『得点評価(スコアリング)』されています。

本日はその指標のひとつとして、「mail-tester」という迷惑メール度を判定してくれるサービスをご紹介します。

mail-testerサービスの概要
サイトに表示されるメールアドレスへ判定して欲しいメールアドレス/ドメインからメールを送信すると、様々な観点からチェックを行い、10点満点で評価をしてくれます。
また、評価項目毎に採点理由を表示してくれるため、改善ポイントがわかります。
送信したメールがどうして迷惑メールフォルダに入ってしまうのか判断の目安にすることができます。

主なチェック項目
○ SpamAssassinによる評価
○ メールのフォーマット
○ 各種認証設定の適用状況
 ・SPF
 ・Sender ID
 ・DKIM
 ・DMARC
○ 送信元IPアドレスの逆引き
○ 主なブラックリストへの登録状況

利用方法

1日に3回までならユーザ登録不要・無料で利用できます。
使い方もとても簡単です。

  1. サイトにアクセスして、テストメールを送信する宛先メールアドレスを確認します。
    mail-tester.com キャプチャ 1
  2. 上で確認したチェック用の宛先メールアドレスにテストしたいドメインのメールアドレスからメールを送信します。
  3. メールを送信後、しばらくしたら「THEN CHECK YOUR SCORE」ボタンをクリックします。
  4. 結果が表示されます。今回は某レンタルサーバーのデフォルトドメインのメールアドレスからメールを送信してみました。
    mail-tester.com キャプチャ 25点というなんとも怪しい雲行きの評価です…
    減点5点の内訳は次の評価項目でご確認ください。
  5. 「SCORE」が表示された下に、評価項目と項目ごとのマイナス点が表示されます。各項目の詳細な採点理由と対策が表示されます。
    mail-tester.com キャプチャ 3SpamAssassin(スパムフィルタ)に「スパム」である可能性として約2点減点されています。
    IPアドレスベースの送信ドメイン認証として、SPF/Sender IDが設定されていないため、それぞれ1点ずつ減点され、
    電子署名ベースの送信ドメイン認証として、DKIMが設定されていないため、1点減点され、送信ドメイン認証で計3点減点されています。


比較用に弊社”cast.works”ドメインの”info@cast.works”メールアドレスのテスト結果もご確認ください。
mail-tester.com キャプチャ 4


【総務省資料】DMRAC導入に関する法的な留意点

送信ドメイン認証や25番ポートブロックといった迷惑メール対策技術は、効果的な迷惑メール対策として実用化が図られてきたところです。
 他方、こういった技術の中には、その利用が電気通信事業法に規定されている通信の秘密の保護及び役務提供における差別的取扱いの禁止に抵触するおそれがあるものもあります。
 そこで、総務省ではこうした迷惑メール対策技術に関して、法的な整理を行い、迷惑メール対策技術の導入を促進しているところです。

総務省資料 平成29年7月6日

送信ドメイン認証技術等の導入に関する法的解釈について

概要
送信ドメイン認証及び25番ポートブロックに関する法的留意点の概要 [PDF資料]

法的整理
受信側における送信ドメイン認証技術導入に関する法的な留意点 [PDF資料]
DMRAC導入に関する法的な留意点 [PDF資料]

Gmailの各種表示の意味を解説します

GoogleのWEBメールシステムであるGmailをお使いの方は、御社のお客様にも多いのではないでしょうか。

以前の記事でもお知らせ致しましたが、Gmailアドレスへ御社のドメインからメールを送信した場合、どのように表示されているかを知ると、お客様が御社をどのようなイメージで見ているか…がわかるかもしれません。

下の図は、弊社のcast.worksメールサーバーからGmailへメールを送信したものを、画面キャプチャしたものです。
弊社のメールサーバーは
・送信ドメイン認証技術(SPFとDKIM)の設定
・メールサーバー間のSSL/TLSによる暗号化
を実装しているため、注意喚起すべき表示がありません。

この記事では、図中の赤い文字の部分を解説させていただきます。

Gmailの表示解説

御社のメールサーバーが送信ドメイン認証技術に対応していない場合
WEB版GmailとAndroidでは、送信ドメイン認証技術である”SPF”または”DKIM”のどちらかで認証がされない場合、メールのプロフィールアイコンに“?”(はてなマーク)が表示されます。

また、送信者の右側に「経由」と表示される場合があり、ドメインで署名したDKIMキーがFromアドレスで使用するドメイン名と異なる署名(第三者署名)であった場合に表示されます。
Gmailで経路情報が表示されないようにするためには、正しく設定されたSPFと、DKIMが第三者署名ではなく作成者署名である必要があります。
作成者署名で登録することで、この「署名元」に独自ドメインを表示することができ、受信者からみた際のメールの信頼度が上がります。

御社のメールサーバーがメールサーバー間のSSL/TLS通信に対応していない場合
赤い鍵アイコンが表示され、「暗号化」項目に【ドメイン名】はこのメッセージを暗号化していませんと表示されます。
※正確には赤い錠アイコン

【情報追記】
送信元項目
メール送信元のサーバー情報が表示されます。
メールマガジンの配信システムなどを利用している場合は、サービス提供者のドメインが表示される場合もあります。


自社のメールアドレスから送信したメールが、Gmailで赤い文字が多く表示されている事業者さまは、是非この際にメールサーバーの乗り換えをご検討ください。


Google Chromeが「保護された通信」表示を開始

参考リンク:
Google Chromeが2017年からHTTP接続に警告を表示 → 内部リンク

2017年1月にリリース予定のGoogle Chrome 56から、パスワードやクレジットカード情報を送信しているHTTPサイトを「安全ではない(Not secure)」と表示すると伝えられていましたが、
現在最新版のChrome 55においてTLS(SSL)通信が行われているページで「保護された通信」と表示されるようになりました。

chrome55 保護された通信

「安全ではない(Not secure)」または「保護されていない通信」の表示は未だ行われてはいませんが、Chromeの開発先行版「Chrome canary 56」では既に実装されているようです

GoogleがSSL/TLSページを優先的にインデックスすることと併せて企業ページのSSL/TLS暗号化はますます進みそうですね。

Google Chromeが2017年からHTTP接続に警告を表示

参考リンク:
Google Chromeが2017年からHTTP接続に警告を表示 → 外部リンク
chrome56 no ssl

Google Chromeチームは9月8日(米国時間)、「Chromium Blog」において、2017年1月のGoogle Chrome 56からパスワードやクレジットカード情報を送信しているHTTPサイトを「安全ではない(Not secure)」と表示すると伝えました。
最初は、アドレスバーにグレーで「Not secure」と表示されるようになるとのことでが、最終的にはすべてのHTTPページを対象に、破損しているHTTPSページと同じ赤い三角のアイコンで安全でないことを表示するようになる…とのことです。

chrome56 no ssl

Gmailに認証に関する警告機能が追加されます

参考リンク:
Google、「Gmail」にセーフブラウジング保護を追加 → 外部リンク

米Googleがメールサービス「Gmail」に認証に関する警告機能を追加します。
この機能の追加により、Web版とAndroid版のGmailで、SPFまたはDKIMで認証されないメールの送信者プロフィール画像・企業ロゴ欄に?マークを表示して、メールが認証されていないことをひと目で確認できるようになり、利用者が「このメールに使われているメールアドレスは危険かもしれない」という判断ができるようになります

※貴社のメールサーバーが送信ドメイン認証技術の「SPF」あるいは「DKIM」に対応していない場合、メールの送信相手がGmailをお使いであれば「?」マークが表示されますよ…という意味です。


「あやしいメールを開くな」…注意は無意味か?

米Verizonによる分析

参考リンク:
「あやしいメールを開くな」は無意味? 掛け声で終わらせない方法 → 外部リンク
米Verizonの分析では2015年に発生した900件以上のデータ侵害になりすましメールが使われた。
データ漏えい事案のうち900件以上で、フィッシングメール(なりすましメール、標的型攻撃メール)が使われ、受信者の30%が開封していたことが分かった。13%はマルウェアなどが密かに埋め込まれた添付ファイルを開き、11%はメールのリンクから誘導されるフィッシングサイト(なりすましサイト、偽サイト)にアクセスして個人情報などを入力してしまっていたことも判明した。
「あやしいメールを開くな」とよく言われるが、同社は補完的な対応が不可欠だと指摘する。


求められる「三位一体の対策」

前回のエントリー「三位一体の対策を – IPAが標的型攻撃に注意喚起」でも記載しましたが、もう一度さらに平易な言葉な置き換えて記載しておきたいと思います。

メールに対する警戒意識の向上と維持

      「あやしいメールを開くな」と普段から指示を行うことについて、間違っているとは思いません。
      が…現在のシステムにおいては「作業者が故意に開かなくても」システムの脆弱性を突いてセキュリティ上の重大な問題を引き起こすマルウェア・ウイルスが存在します。
      このような状況を利用者(従業員)がしっかりと認識をしたうえで警戒心の向上・維持を行うことが求められています。

受信メールの真正性を保証する仕組みの導入

      最近のメールは見た目で「あやしいメール」かどうかが判断できないほど巧妙になっています。
      なりすましメールへの対応策として「見た目」ではなく、「送信ドメイン認証」(SPF・DKIM)等のシステマチックな対応が必要です。

個人情報を保有するデータベースをインターネットにアクセスするネットワークから切り分ける

      外部からのメールを受信するためだけに、VirtualBOXなど仮想化された環境を準備し、その仮想化PCの中のメール受信ソフトでメールを受信するようにします。
      このようにすることにより、万一ウイルス等に感染しても、会社内のネットワークを直接汚染することがなくなります。

三位一体の対策を – IPAが標的型攻撃に注意喚起

IPAによる注意喚起

標的型攻撃メールを起因とした個人情報流出の事案が後を絶ちません。
この状況に対し情報処理推進機構(IPA)は、大規模な情報漏えいに繋がりかねない企業を狙う標的型攻撃に対応するために、リテラシの向上適切な運用管理セキュアなシステムの構築 の三位一体で対策をする必要があると企業・組織に対して注意喚起を行いました。

参考リンク:
【注意喚起】攻撃の早期検知と的確な初動による深刻な被害からの回避を → 外部リンク


リテラシの向上・適切な運用管理 という側面から

メールに対する警戒意識の向上と維持

      非常に巧妙化している標的型攻撃メールの文面・タイトル等の内容に対し、従業員に定期的な教育を行い、攻撃メールに対する警戒心の向上・維持を図ることを勧めています。
      また、誤ってメールを開いてしまった場合も含めた、従業員から所定の担当部門への報告訓練などにも言及されています。

受信メールの真正性を保証する仕組みの導入

      なりすましメールへの対応策として「送信ドメイン認証」(SPF・DKIM)などメールの真正性を保証する仕組みの導入も検討に値する…としています。

セキュアなシステムの構築・適切な運用管理 という側面から

個人情報を保有するデータベースをインターネットにアクセスするネットワークから切り分ける

      ことが必要…としています。
      また、不審な添付ファイルを開かなければならない場合については、仮想環境で開くなど添付ファイル確認用の環境のシステム面での整備も検討を要する…としています。