ドレミ

6月24日はドレミの日だそうです。ドレミは誰でも知っていますが、なぜドレミなのか不思議ではありませんか。また音階を示すのに英語ではABC、日本ではイロハも使います。英語でもドレミを使いますが、意味は誰もわかっていません。
あるサイトで
「11世紀の初頭、イタリアの音楽教師グイード・ダレッツォが、音階とそれを記録する楽譜の原型を作ったと伝わっています。グイードはもと修道士だったため、聖歌隊がグレゴリオ聖歌を暗記するのに苦労しているのを見て、音楽を覚えやすくする方法を考えたそうです。彼は音楽教師向けのテキストを作り、五線紙の原型である四線上に音符を並べる記譜法や、音階にド、レ、ミという覚えやすい名前をつけて、これを広めました。この音階の名前の元になったのが、「聖ヨハネ賛歌」という讃美歌です。この讃美歌は、各節が一音階ずつ上がるため、それぞれの歌詞の頭文字をとり「Ut Re Mi Fa Sol La」としました。Utが発音しにくいため、17世紀頃に「主」を示すDominusのDoに変更され、「聖ヨハネ賛歌」の最後の歌詞からSiが付け加えられて、現在の音階になりました。説明が長くなりましたが、この「聖ヨハネ賛歌」が歌われるのが、洗礼者ヨハネの誕生日である6月24日であることから、今日が「ドレミの日」となったというわけです。」(https://www.insightnow.jp/article/9332)
と紹介されていました。なるほど納得です。ちなみに聖ヨハネ賛歌の歌詞は以下です。
Ut queant laxis Resonare fibris Mira gestorum Famuli tuorum Solve polluti Labii reatum Sancte Iohannes
(あなたの僕(しもべ)が 声をあげて あなたの行いの奇跡を 響かせることができるように 私たちのけがれた唇から 罪を拭い去ってください 聖ヨハネ様)
聖ヨハネの誕生日がドレミの日という点はちょっと納得がいかないのですが、欧米ではそれでいいのでしょうね。それでもドがCなのは不思議です。Wikipediaによると「第1節から第6節まで、その節の最初の音はそれぞれC – D – E – F – G – Aの音になっている。このことからグイド・ダレッツォはこの歌詞の初めの文字を階名として使用しようと考え、第1節から第6節までの歌詞を利用して”Ut – Re – Mi – Fa – Sol – La”の階名を発明した。」とあります。これはドがドの音であることの説明はできていますが、なぜCなのか不明のままです。日本のイロハがABCに対応していることはすぐにわかります。ではなぜラがAなのか、その疑問は音名と階名にあります。音名というのは絶対的な音の名前、つまり物理的な音の名前です。たとえば440Hzの音がAで、その倍の周波数880HzもAです。楽器などで音叉とかチューニングメーターを使って音を合わせるのもこの絶対音を統一するためです。一方音階というのは主音に選ばれた音に対する相対的な高さのことです。英語でscaleと呼んでいます。カラオケなどで「キーが高すぎる」などといいますが、キーである音の絶対音を変えると歌えるようになるのは、音階は変わらないからです。コードはその音階における音同士の関係を示したもので、一番よく響く音を主音として、一緒にすればより深みや厚みがでてくる従属音がいろいろあるわけです。重ねるので和音といっています。よく「ハモる」といいますが、メロディの主音にコーラスとして従属音を付けることでハーモニー(和声)にするわけです。音名と音階について基本的なことを理解しておくと人間関係に役立つこともあるかもしれません。

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