World Habitat Day

1985年の国連総会で制定された記念日で、10月の第1月曜日なので2022年は10月3日になります。ハビタットhabitatは馴染みのない英語かもしれませんが、住居、住まい、生息地などの意味です。住居といえば人間に限定されますが、ハビットという語には植物や動物の生息地も含まれます。
本来は人間だけでなく地球環境全体について考える日なのですが、国連は世界的な人口増加や急激な都市化により深刻化している人間の居住環境の問題について、注意喚起や啓発活動を行うことを目的にしています。適切な避難所の設置やスラム街のない都市計画などを呼び掛けています。
国際ハビタットデーでは毎年テーマが決められ、最初に開催されたのは、制定の翌年の1986年で「避難所は私の権利」(Shelter is my Right)をテーマとしてケニアの首都ナイロビで開催されました。ナイロビには、1978年に設立された国連の機関の一つ「国際連合人間居住計画」(United Nations Human Settlements Programme)の本部が置かれていて略称は「国連ハビタット」(UN-Habitat)です。まずアフリカに設置されたことに意義があります。以後のテーマは「ホームレスのための避難所」(Shelter for the Homeless、1987)、「私たちの近所」(Our Neighbourhood、1995)、「より安全な都市」(Safer Cities、1998)、「都市管理における女性」(Women in Urban Governance、2000)、「スラム街のない都市」(Cities without Slums、2001)、「都市のための水と衛生」(Water and Sanitation for Cities、2003)などが変化と多様性に富んでいます。ちなみに2022年WHD 2022のテーマは “Mind the Gap. Leave No One and Place Behind” looks at the problem of growing inequality and challenges in cities and human settlements. World Habitat Day 2022 seeks to draw attention to the growing inequalities and vulnerabilities that have been exacerbated by the triple ‘C’ crises — COVID-19, climate and conflict. 「ギャップ(隔たり、断絶)に注目してください。誰も置き去りにしない」都市や人間の居住地における不平等と課題の拡大の問題に注目しましょう。2022年世界ハビタットデーは、COVID-19、気候climate、紛争conflictの3つの「C」の危機によって悪化した不平等と脆弱性の拡大に注意を喚起しようとしています。(Google 翻訳を修正) Mind the Gap.という表現はロンドンの地下鉄で頻繁に流される「足元にご注意ください」という有名なフレーズを念頭に置いています。3つのCというのも、日本でいう3密の英語版の3C(Three Cs=closed spaces, crowded places and close-contact settings)が下敷きになっています。今回の新型コロナによる世界的なパンデミックpandemicにより従来の貧困者に加えて新たな貧困者が増え、その数は1,43億から2021年には1.63億へと急増したという報告があります。

スラム街